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2013年12月15日 (日)

iエリアのはなし、いにしえの歴史編

遠征記はちょっとお休みして、アイモバとは切っても切れない関係である、iエリアについての読み物となります。
今回は、いにしえの歴史を振り返ります。

Title_img

アイモバにおけるエリア分けは、ドコモのオープンiエリアのサービスを使っているのはご存じの通りです。

じゃあ、iエリアってどういう経緯で生まれたのか?

今から12年前の2001年7月にiエリアのサービスはスタートしました。
(当時の記事へリンク)
この記事に、もの凄く突っ込みたい部分があるかと思いますが、それについては後ほど解説します。

ドコモにとっては、i-modeによる情報提供サービスが1999年にスタートしたときから、ユーザーが今居る場所に最適化した情報を提供するというのは、非常に魅力的なサービスとして、i-modeのスタートする前から研究と検討がされており、大手IPにはかなり以前からアナウンスされていました。

たとえば、今では当たり前のこんなサービスも位置情報があってこそです。
・今いる場所の天気予報
・道に迷ったら地図を表示
・近くの飲食店の情報やクーポン
・最寄り駅の時刻表

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基地局からの情報を元におおまかなエリアを判定する、iエリアの技術は当時まだ高価な割に性能が悪かったGPSチップを使わなくていいという、かなりのブレイクスルーでした。

さらに、当時から「位置情報を使ったゲームなどのエンタテインメント」というアイデアもすでにありました。

今から思うとiエリアの仕組みは簡単に思えるかもしれませんが、当時はすべての基地局の改修や、実際のエリア分けとその検証といった、気が遠くなる膨大な作業が必要で、全国ひろくエリアカバーして、資金力もあるドコモにしかできないことでした。
他キャリアとの差別化として、かなり期待されていたサービスです。

さて、このときに全国のエリア分けがなされたのですが、エリア判定のために基地局の位置や改修の進捗によって、なんでこんなエリアが?というエリア分けができてしまいます。

たとえば、基地局アンテナ県境にある関係でとなりの県のエリアになっている場所があったり(山梨の道志村とか)します。

東京などに比べて、他の都市や地方のエリアわけがおおざっぱすぎるのも、ご存じのとおり。

まあ、当時のエリア設定をした担当者も、このエリア分けが、後々のゲーユーザーにとって、こんなにイロイロな悲喜こもごもを生み出すことになるとは想像もしなかったことでしょうね。

ちなみにドコモから、GPSチップを搭載した携帯電話が登場するのは、iエリア開始から2年後の2003年4月の富士通F661i
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これはi-mode非搭載の独自ネイティブアプリを使用した端末でした。
(富士通の公式ページ)

i-modeに対応した初めてのGPS携帯電話は、2003年12月の同じく富士通のF505iGPS
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(富士通の公式ページ)
端末の型番に「GPS」が付くぐらいですから、それなりに売りにしたかった模様です。

これらの端末は両方とも実際に使ったことがありますが、GPSの位置測位に屋外でも数分かかり、しかも1回測定して地図を表示するのに10円くらいパケ代がかかりました(まだパケホーダイなんて無い時代です)
測位したデータはサーバーに送って位置判定をしていましたので。A-GPSのはしりですね。

「やっぱりケータイのGPSは使えないよなー」と言うのが当時の正直な印象でした。

それだけに、GPSチップ無しで、簡易的でありながら瞬時にエリア判定をするiエリアの仕組みがいかに優れていたかという証明になります。

ちなみにドコモよりも先にKDDIが、携帯にGPSチップを積んでBREWアプリと連動させる「EZナビウォーク」というサービスをやっています。
当時の記事へリンク
KDDIは東芝と組んでイロイロと熱心にGPSの活用を探っていましたね。
BREWアプリは、ドコモiアプリよりも大容量高速高機能というメリットもありましたし。

まあ、ドコモとしてはiエリアのインフラがあったので、GPSチップ搭載にはあまり熱心ではなかったという事情もあるんですよね。


さて、そんなiエリアですが、スタート当初は、対応サイトやコンテンツが少ないこともあって、あんまりパットしなかったですね。
なんといっても、当時はまだパケホーダイが開始される前なのでいちいちサーバーにアクセスして通信をするコンテンツは、青天井でパケ代がかかるので人気が無かったですからね。

iエリアの位置情報をコンテンツ側もユーザーも積極的使うようになったのは、FOMA向けパケホーダイの新料金プランが開始された、2005年ごろからになります。
ちなみに、2005年には位置ゲーの元祖の「コロプラ」と「ケータイ国盗り合戦」がサービス開始しています。

FOMA端末として初めてGPSを搭載した三洋製のSA700iが登場したのも2005年でした。
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(当時の紹介記事)

パケホーダイをいかした、歩行者ナビの機能など、いまのスマホの地図サービスなみを実現しようとしています。
しかし、いかんせん画面解像度がQVGA(320x240)では、まともに地図を表示するには無理がありすぎました。

iエリアと類似の、基地局情報を使ったエリア判定サービスはKDDIやVodafon(後のソフトバンク)もドコモを追って、このころから採用しますが、エリア区分けはドコモのiエリア準拠となっています。
これは、ユーザーの利便性というよりも、コンテンツを製作提供する側のIPが、キャリアによってエリアが異なると、いちいちサイトの作り直しが必要で困るということもあって、同じものが採用された経緯があります。

さて、次回は、iエリアのエリア分けのハナシ。

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