近畿編、琵琶湖の沖島で猫と天然ウナギを堪能
※この遠征記は2015年8月22日のものです。
先週末に18きっぷで関西に行ってきました。
今回の遠征の目的
・滋賀県の沖島というところに行く
・大阪のゲームセンターに行く
・駅メモ関西の路線埋めをする
今回は琵琶湖の中の有人島「沖島(おきしま)」の訪問記です。
いやー、これが凄い良い場所だったんですよ!
(上の写真はカロリにゃんさん撮影)
何が良かったかを先に言いますと
・観光地化されていない日本の原風景
・わずか10分の船旅で手軽に行ける
・天然ウナギや琵琶鱒など味わえる。
・猫がいっぱいいてふれあえる。
で、なんで沖島に行くことになったかというと、18きっぷのシーズンなんで、ムーンライトながらの切符もとれたし関西に行くにあたって、そういえばいままでは滋賀県って通り過ぎるだけで乗り換えしかしたことないし、観光したことないよなー、最近駅メモで鉄道ばっか乗っててあんまりのんびりしてないしなー
そんな時に、TLでアイモバPのカロリにゃんさんと、ハムの人さんが「琵琶湖の中に人住んでいる島がある」という面白い話をしていて、「じゃあ行って見るか」ということにして、いつもの一人旅の予定だったけど、同じくムーンライトながらで行くカロにゃんさんと関西在住のハムさんと、離島好きアイモバPの3人で訪れることにハナシがどんどん決まった次第。
(沖島の写真は近江八幡観光協会HPから)
北は利尻島から南は小笠原や宮古島まで行った、離島大好き人間のアニマルさんとしても湖の中の島は初めてですが、どんなところでしょうか?
ネットで検索したら、NHKの動画あったので、これで予習しておきましょう。
NHKアーカイブス 新日本風土記「琵琶湖 島の暮らし 日本で唯一 湖の有人島」
(追記)
一緒にいったハムの人Pの訪問記ブログ。あわせてごらんください。
響ちゃんと湖上の町、沖島へ行ってきた(前編)
響ちゃんと湖上の町、沖島へ行ってきた(後編)
まずは21日金曜の夜に東京駅からスタート
東日本の新幹線のピクトグラムがE5系になってますね。
ちょっと前までのピクトグラムは200系のこんなのでした(去年撮影したもの)
ムーンライトながらは23:10発なのでそれまで駅ナカの寿司屋で晩ご飯。
松前漬けと日本酒でチビチビ飲んでましたが、
22:30閉店ということで追い出される。
深夜まで列車がある駅なんだからもっと遅くまで営業しててもいいのに!ぷんぷん!
ということで、店を追い出されて、まだ時間があるけど東海道線のホームで週末の家路を急ぐ通勤客を尻目にビールを飲みながら列車を待ちます。
定刻にムーンライトながらが入線。
週末ということもあってこの日も指定席は完売。
それではGO!
酒も飲んでるので明日にそなえて乗車と同時にさっさと寝ます。
小田原から乗車するカロにゃんさんとは翌日に現地で合流。
ここから翌日の8月22日
定刻5:51に終点の大垣に到着。
接続の列車に乗り換えて席を確保するために、
恒例の大垣ダッシュ!
乗り換え階段に近い車両だったので余裕で席確保。
米原で新快速の姫路行きに乗り換えのために再度ダッシュする人たち。
自分はこのまま普通列車に乗って近江八幡駅に向かいます。
当初の一人で行く予定では、米原から近江鉄道に乗ろうかと思ってたんだけど時間の関係で近江鉄道本線はJRからレーダーで取っていきます。
沖島へのアクセス方法について
沖島に行くには、琵琶湖畔の堀切港から1日10便の連絡船が出ています。
所要時間は10分強と近いのですが、その堀切港へのアクセスが面倒。
土日は近江八幡駅からの路線バスが1日6便(所要時間30分くらい)
一番早い近江八幡駅8:40のバスで9:15の船に乗るのが通常なら最短です。
※最新の時刻は以下参照
(連絡線時刻表) (バス時刻)
なので、途中で近江鉄道に寄り道してくかと思ったけど、3人で行くなら近江八幡駅から港までタクシーを使って8:15の船に乗ればいいということで、早めに行きます。
朝の7時前に近江八幡駅に到着してカロにゃんさんと合流。
自宅から始発で来たハムさんとも合流して出発!
駅のコンビニで飲み物を確保してから港までタクシーで向かいます。
しかし!タクシーがいない!
地方都市は休日だとこういう罠が!
幸運にも予約で客待ちだったタクシーの運転手さんがが仲間のタクシーをよんでくれたのですぐにクルマがきて乗車。
地方の駅だと都会みたいにいつもタクシーがいる訳じゃないので、タクシー利用のかたは予約しておくのが念のため安全でしょう。
沖島へいく船が出る琵琶湖畔の堀切港までは20分弱で3600円。
(路線バスだと710円)
思ったよりも早く着いたので、予定よりも1本早い7:45の便に乗れました。
船旅はわくわくするね!湖だけどね!
船は思ったよりも大きくて中はひろいしエアコンも効いてる(トイレもあるけど故障中)
乗客は我々3名の他には工事関係者らしい3名がいて計6名で出発。
船のチケットは船内で購入。片道500円。
湖なので波もなく、穏やかな水面を結構スピード出して進んでいきます。
船内にある島の案内図で予習しておきましょう。
そのほかにも船内の掲示板には「島の子供を撮影してネットにアップしないで」や「野良猫に餌をあげないで」などの注意がありました。
実はこの沖島は猫が多いことでも有名らしいんですよ、楽しみですね。
10分ちょっとであっというまに沖島に上陸!
離島に行ってみたいけど、船酔いが苦手という人には揺れないし短時間だし最適ですね。
さっそく上陸!
人口300人の割には大きい港で船がいっぱい。
島民は1軒に1隻の船を持っているということなので、それもうなずける。
漁船がならぶ港は日本中でよく見かける光景ですが、なにか違和感が...
淡水の琵琶湖なので潮の香りがしない!
(漁港なので魚臭さは多少ある)
さっそく猫を発見!
この島は飼い猫はいなくて、基本的に野良猫オンリーらしい。
シロクロの猫は目元の模様がアイシャドーの隈取りみたいで凜々しいw
触っても逃げないが、すり寄ってくるわけではない微妙な距離感。
器用に漁船に飛び移ったりして、漁師のおこぼれを狙っているようでした。
さてそれではさっそく島の探索。
漁協の建物の横に自販機があったので飲み物を追加補給。
(島内には飲み物の自販機は数カ所あります)
こちらが島の案内図(観光協会HPから)
まずは地図の左の島の西側を探索していきます。
住宅や建物は島の西の狭い平地に集中しています。
休日の朝早くということで、島内の人影は全然ありません。
島の中には自動車が無く、自転車と三輪自転車がメインの交通機関。
雨よけにシートに四角い缶を載せるのがトレンディ。
(実は軽トラを2台島内で目撃しましたが、ナンバーはついてませんでしたが治外法権?)
漁港の碑。小さい公園もあります。
クルマが無いのでとにかく道が細い!
ホントに路地というか軒先を歩く感じ
島の神社の興津島神社に来ました。
本堂は上にあるので、急な石段をどんどん登ってお参りします。
海が見渡せて良い気分!
沖島の神社 - Spherical Image - RICOH THETA
風が涼しいね
さらに上にも建物があるようなので、急な石段を登っていきます。
ここは木が繁っていて、眺めも悪いのでささっと降ります。
やたらに蚊がいて刺されまくりました。虫除け持ってくればよかった。
さきほど一緒の渡船に乗ってきた作業員の人たちが、山の上の伐採工事に向かうために登っていきました。
島の西端の「湖上荘」という民宿で道は行き止まり。
沖島で唯一営業している宿泊施設。今度来る時は泊ってみるのもいいかも。
そして、唯一の商店の酒屋。
店頭販売はしてないようだが自販機は稼働していました。
琵琶湖の沖島 - Spherical Image - RICOH THETA
住宅が密集している路地を抜けて、島の漁港と反対の北岸に来ました。
こちらは琵琶湖の対岸が遠いのでいっそうの離島感があります。
湖上はバス釣りボートなどが多いです。
ふたたび、漁港方面に戻って、今度は島の東側に向かいましょう。
地図でわかるように、島のわずかな平地に住宅が集中しているため、ほんとに密集しています。
お、猫いた。
ついてくるのかと思ったら...
近づくとすぐ逃げてしまった。
今度は白猫
港沿いにある消防船の艇庫。
島内に消防車が無いので火事になったらこれで消火活動をします。
うじゃうじゃ仔猫ヘヴン。
みんな兄弟でしょうか。リアルねこあつめ。
これはカロにゃんさんの撮ったやつ。
さすがに腕とカメラが違う!良い写真。
こいつだけちょっと毛色が違う。
さっき遭遇した白猫が母猫らしくて、ちょっと離れたところから見守ってました。
暑いので日陰でぐんにゃり。
他の沖島の訪問のブログなどを見ると、猫に遭遇するのは朝早く行くのが鉄則のようです。
時間が経って日が昇って暑くなってくると猫はどんどん見かけなくなりますので、猫目的の人は出来るだけ朝早く行くことをオススメします。
バッテリーを交換しようと思ってカバンをガサガサやっていたら、餌を貰えると勘違いしたらしく仔猫達の襲撃を受ける!
次々と襲いかかる野獣の恐怖!
だいぶ猫養分を補給しました。
いつまでも猫たちと遊んでいてもアレなので湖岸沿いに島の探索を続けます。
立派な校舎ですが、現在は島の高齢化で生徒が3名しかいないそうです。
小さな畑と農作業小屋がいっぱいあり、自家消費用の野菜を作っているようです。
島には商店がないので、物々交換で分け合っているのでしょうか。
さらに島の細道を東へ。草が鬱蒼として道がなくなりかけ、藪漕ぎのような状態に。
沖島の厳島神社の下 - Spherical Image - RICOH THETA
本家の厳島神社みたいな水上の鳥居です。
午前中とはいえ真夏の暑い中を歩いてきたんで汗だくですが、せっかくここまで来たので急な石段をさらに登って神社へ。
登ると景色が開けて、堀切港方面が見えます。
弁天様にお参りして景色を堪能。
沖島の厳島神社 - Spherical Image - RICOH THETA
木が多くて視界はいまいち
島の探検はこれくらいにして、お腹も空いてきたのでお昼ご飯のために漁港に戻ります。
帰り道では、さっきの猫たちは見かけませんでした。
昼近い時間になって、琵琶湖クルーズの観光船や連絡船で観光客も結構降りてきます。
また猫発見。
コイツはふてぶてしい見た目のわりにフレンドリーだったので、とりあえずもふる。
お昼ご飯はこちらの漁協の販売所のお食事スペース予約してあるのですが、朝ご飯を食べてないので、ちょっと早いけど11時にお昼ご飯。
こちらが本日のお昼ご飯。
琵琶湖産天然ウナギの蒲焼き丼。
サラダ・子鮎の若煮・お新香とお吸い物つきで3500円。
(要予約。お値段は季節により変動します)
本当は一人だったら昼飯は弁当かなんかでも良かったんですが、島内の食事できるところは予約必要で、2名以上からとかのとこだけだったけど、3名なので奮発してみました。
なにげに天然ウナギを食べるの初めてかも。
昨日琵琶湖で獲れたものだそうです。
関東の蒲焼きは蒸してから焼きますが、関西はそのまま焼くので皮がパリッとした仕上がり。
蒲焼きはもっと薄いもんだという概念に反してとっても肉厚でボリュームがある身です!
そして、天然ものの所以なのか、養殖鰻のしつこい脂っぽさが皆無で、脂が少なめで淡泊でさっぱりして、それでいてもちもちプリプリとした歯ごたえで魚の旨みがたっぷりです。
こうまで養殖と天然で味が違うのか!
まるでウナギでない別の種類の魚を食べている気分。
美味いので、ビールも飲みながらじっくりと味わって食べます。
ウナギなんて毎年、吉野屋で食べるくらいだからなー。
コチラはカロにゃンさんが頼んだ琵琶鱒セット。
琵琶鱒の刺身に塩焼き。湖でとれた淡水稚魚の釜揚げしらす。
こちらもちょっとつまませてもらったけど、獲れたて新鮮でとっても美味しかった!
沖島の新名物、よそものコロッケ
外来魚のブラックバスをコロッケにして売っている。
(おからがつなぎに使われてるんだけど、ぼそっとした食感でイマイチ)
お昼も食べてビールも飲んだので、ワタクシは12時の船で島を離れることにします。
ハムさんとカロにゃンさんのお二人は、もう少しゆっくりしていくとのこと。
船の時間まで港でまったり。漁協の周りをうろちょろしてた黒ネコ
4時間ほどの滞在でしたが、とっても素晴らしい島でした。
ぜひまた来たいです!
真夏だとちょっと暑くて歩き回るのはしんどかったので、今度は春とかがいいかな。
堀切港から来た船には、釣客やハイカーなど観光客が結構乗っていたけど、島からの折り返しは、ほとんどが休日に買い物に本土に行く島民ばかり20名ほど。
岸壁で夕方まで沖島に滞在する2名のお見送りをうけて、船は出港。
対岸の堀切港までは景色を眺めていたらあっという間。
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コメント
こんにちは
沖島を検索中で発見東京からですかお疲れさまでした
大変楽しいでBlogで又詳しい説明と豊富な写真んで
助かりましたありがとうございます
拍手拍手です
投稿: sanbariki | 2015年9月15日 (火) 12時08分
sanbarikiさん
コメントありがとうございます。
参考になって幸いでした。
沖島はほんとうにいいところですよね
投稿: アニマルさん | 2015年9月17日 (木) 17時43分